2006年07月23日

日本帰国。全員日本人だ~!!

2001年1月31日。 10ヶ月ぶりに関空到着。

帰ってきてしまった~。それが、率直な感想。

そして、一歩空港の外に出た瞬間。うわっ!全員日本人!!

たった10ヶ月しか離れてないのに、こんな普通のことがとっても不思議。

ドーナツ屋さんに入った時なんかは、
「あら、今日は日本人観光客多いね。」って思った始末・・・。

何はともあれ、無事に帰って来れて何より。

イギリスのポートベローマーケット(アンティークマーケット)で手に入れた
ティーカップやお皿も割れずに持ち帰って来れたし。

まずは家に帰って、早速ブラマーさんの紅茶を飲むのが楽しみ。

日本のお水で淹れてもおいしいのだろうか。どうやったらおいしく淹れ
られるのか研究しなきゃ。

何を隠そう、この時淹れた紅茶は失敗したのだった・・・。

理由はちゃんと茶葉を計らずにあせって淹れてしまったから。
ポットもいつも使っているものではないので、どれくらいのお湯が入るか
ちゃんと確認しなかったのも原因の一つ。

とにもかくにも、久々の日本で食べる母の手料理は、この上ない幸せだった。

私はどうしても日本人なんだ。。


投稿者 happy-tealife : 15:23

どうやったら紅茶教室始めれるの??

とにかく、2月に帰国したばかりだが、
紅茶教室を4月から始めることに決めてしまおう!

日にちを決めてしまえば、それに向かって進めばいいのだ。

2ヶ月しかないのに、私は張り切った。

しかし、結果的には良かったのかもしれない。

4月と言う季節は、何かを始めるにはとても良い季節、
日本の四季の中でもとてもきれいな、そしてウキウキする時。

しかし、何をどう始めてよいのか分からず、モヤモヤする毎日。

プランはイギリスで考えてきたものの、すべては一から。
面白くもあり、また、戸惑いもあり。

色々考えることは、とても楽しい。この道を選んで良かったと思う日々。

私の最初に考えていた案は、
ホームページを作る。教室の場所を探す。宣伝方法を考える。
教室の内容を考える。などなど。

これをこうする。というルールはない。

自分がこうしてみようと思うことが、すべて。

何でもやってみよう!自分のアイデアに任せよう!

投稿者 happy-tealife : 15:22

コンセプトを決めなきゃ!

何かの本を読んでいると、自分は何が目的でこの仕事をするのか
明確なコンセプトが必要だという。

確かに。自分で進むべきものの明確な方向性をハッキリさせることは
大切だ。

私は、どんな空間を作りたいのか?
紅茶を通して、何を人に伝えたいのか??
自分は将来どうありたいのか??

ん~。自分に聞いてみよう。

これは、意外にもすぐ答えが出てきた。

簡単に言えば、「自然」

でも、これでは簡単すぎてみんなに分からない。

つまり、私は日本人であり、紅茶が好きだ。
そして、人との温かい繋がりが好きだ。

「自然」つまり、ありのままな姿でいこう!これが、私のコンセプト。

イギリスに行って、私は日本の良いところをたくさん知る事が出来た。

日本という国は美しく、伝統があり、繊細で、素晴らしい。

それなのに、日本人はヨーロッパやアメリカに憧れを抱き、
そんな日本を卑下する人が多い。多すぎる。

以前は私もその一人だった。


これからは、紅茶の美味しさを伝えながら、日本の良さも伝えていこう!
あるがままの自分で行こう!


そう、決意をしたのだった。

投稿者 happy-tealife : 15:21

とにかく場所か・・・。

場所選びは重要なポイント。

なにせ、「自然」をコンセプトに持ってきているものだから、ビルの谷間
では、納得できない。

日本の四季を感じることの出来る場所を捜し求めて・・・。

以前、一度行ったことのある近所のカフェに前から興味を持っていた。
そこは、大きな庭のついている感じのよいカフェだ。

世間知らずの私は、そのままそこに電話して「かくかくしかじか・・・・・
教室の為に、場所を貸して頂けませんか??」

私は自分の都合だけで、一日3時間を3000円ぐらいで貸してもらえ
ないだろうか?と、考えていた。

よーく考えなくてもすぐ分かることだが、カフェで3時間1テーブルにつき
3000円なんて、恐ろしい申し出をしたものだ。お店の売上で考えると、
一人が600円の紅茶と400円のケーキを食べて、5人が座るテーブル。
最低でも5000円は収入がでるところだ。

そのカフェのオーナーは優しい方で私の話しを初めは快く聞いて
下さった。

しかし!!

最後には、「とんでもございませんわ!!」の一言。

はい、すみません。

勉強してまいります・・・。

こうして、甘い考えの私は少しずつ大人になっていくのだった。

投稿者 happy-tealife : 15:21

現実は厳しい~!

当初、紅茶教室の場所をカフェで考えていた私は、
思わぬ自分の浅はかさに痛い目に会うことになる。

自分の家で出来れば良いのだけれど、そうは簡単にいかない。
なにかと問題がある。

ん~。

何か良い策は・・・。

しかし、それは後に意外と簡単に解決する事になる。

投稿者 happy-tealife : 15:20

良い場所見っけ!!

ある日、私は最寄の駅に向かって歩いていた。
大阪で友達と会う為に。

「ん~!!良いお天気!!」

阪急電鉄の今津線 仁川駅のすぐ傍には、大きな池がある。

その名は、「弁天池」。

その池には、小さな公園もついていて、鳩や、バギーを引いたママさん、
お年寄り、時にはカップル、平和な憩いの場。

私は、その光景が大好きだ。特に、夕暮れなんかはとってもきれいだ。

「仁川っていいところだな~。」と、池を眺めた瞬間。私の目に入った物。

「あ~!!!仁川会館!!!」

弁天池の入り口に仁川の自治会が運営する公共の建物が大きな窓を
こちらに向けて建ってるではないか。

「こんな良い場所に、この景色!ここ以外にどこが考えられる?!」

公共の建物だから、そんなに費用もかからないはず。

興奮をおさえる間もなく、早速、仁川会館の門を叩いた。

と、同時に、友達との待ち合わせには、遅れたのだった・・・。(^^;

そして、気になるお値段は、朝、昼、晩の三部に分かれていて、
それぞれが、約2,000円! 人数は20人収容。

即決!!

突然、こんなふうに場所が決まるとは・・・。

そして次にすることは??

投稿者 happy-tealife : 15:20

ホームページ作り。予想以上に苦戦・・・・

ホームページ作りを甘く見ていた私。

本屋さんに行って、「簡単に作れるホームページ!」という、本を購入。
そこで、驚くべき事実に・・・。

知っていましたか?HTMLタグ!簡単に言うとプログラミングの為の
ルール。かな?(簡単じゃない?)

この存在を知ったときは唖然・・・。もっと、ワープロのように簡単に
作れると思ってた。

その時、すでにホームページを開いている先輩方を尊敬したのだった。

でも、この不思議なルールを使って、不思議な文章を書いて、
インターネットエクスプローラーで開くと!!ちゃんと、それなりに見える
ではないですか!

少し作っては、出来あがりを確認するのが、なんだかとっても楽しくて
何回も、画面を切り替えてるうちに、

パソコンが壊れたのでした・・・・。

でも、一晩寝かすと、また回復。そうこうしてるうちに、どんどん出来てきて、

夢のホームページ公開は、そう遠くない。

ちなみに、これからホームページを作られる方。
私は知らなかったのですが、簡単に作れるソフトがあります。(^^;
でも、この“HTMLタグ”を知っている事は、今となってはHPを運営していく上で、
とても役に立っています。何事も、無駄は無いのですね。。。

投稿者 happy-tealife : 15:19

ホームページ公開にまた一苦労・・・

ホームページを作って、URLというアドレスをもらえば終わり。

と、思っていた私に別の壁がやってきた。

みなさん、自分の知りたい事をインターネットで調べる時、検索しますね。

例えば「紅茶」と入力すれば、紅茶の情報の一覧が出てきて、
興味を惹いたページを開く。

まず、その一覧に自分のページが登場するようにするには、登録が
必要だったのだ。

しかも、その検索ページ(サーチエンジン)に人気があれば、登録する
のに順番待ちというではないか!

なので、人気の「Yahoo!」は長~い順番待ちの列がすでに・・・・。

みなさんの検索にうまくひっかかるように、キーワードやらなんやら
かんやら・・・。

またまた、吉田のパソコンとの悪戦苦闘が始まるのだった。


教室スタートまで後2ヶ月なのに、間に合うのか??!!

投稿者 happy-tealife : 15:19

教室は思いきって週2!!

教室の場所となる仁川会館。

かなり気合の入っていた私は「よ~し!週2で教室をやるぞ~!!」

場所の予約用紙に、モリモリと希望日を記入。
毎週火曜日の夜と、土曜日のお昼。

教室の日程が決まれば、あとはドンドン宣伝するのみ!

ん~。ドンドン現実に教室オープンが近づいているぞ!!
生徒さんがたくさん集まって、にぎやかになるぞ!!

夢は大きく大きく膨らむ一方。

周りの人の心配をよそに、一方的に進みつづける。

もうすぐ大きな落とし穴があるとも知らずに・・・・。

投稿者 happy-tealife : 15:18

宣伝ってどうやるの??

勢いは良かったが、宣伝の方法を知らないことが判明・・・。

やっぱり広告を作るしかないな!
しかし、それをどうやって配るの?

駅前のビラ配り??!!
そんな~。

紅茶教室の広告がそんなことでいいのか~?
しかも、講師自らがやってるなんて、ちょっとイタイ・・・。

それか、近所のお店に広告を置いてもらう。
なんの、面識もないのに置いてもらえるものなのか?

あとは、口コミ。

友達に宣伝するのが一番できそうだな~。


でも、そうしたら、友達のおしゃべりの場を提供するだけになりそうだな~。


ん~。

投稿者 happy-tealife : 15:18

教室オープン3週間前!!

なんと、3週間前になってしまったと言うのに突然曜日を変えたく
なってしまった。

火曜の夜を金曜の昼に変えたいのだ!

なぜなら、会館の時間の関係上、夜の教室がどうしても午後6時半から
8時半になってしまうのだ。

この時間は、主婦は晩御飯の準備で大忙し。OLさんは微妙に早い
スタート時間。
会社をそんなに早く切り上げるのは難しそうだ。

仁川会館に問い合わせると、金曜のお昼が空いているという。
では、変更させていただこう!

ん~。今ごろこんなことで大丈夫なんだろうか?

ちょっと心配になってきたぞ~。 (・・・・遅くないか~?by 現在のナオコ)


投稿者 happy-tealife : 15:17

人のご縁ってすごい!! パートⅠ

予約を火曜の夜から金曜の夜に変更するため、仁川会館へ向かう。

この日、今回最大の運命の人に出会うことになる。

その人は、仁川会館の会計Fさん。

仁川会館へ着いた私は、「どの書類で予約変更ができるのだろう?」
と、棚を覗いてみたり、予約表を見てみたり、怪しい行動だったこと
うけあい。

その不審な私を見て、Fさんは「何かご用ですか?」と、声を掛けて
下さった。

「かくかくしかじか・・・・」

Fさん「あー、じゃすぐに手続きをしてしまいましょう。」

私は事務所に通された。

Fさんはパソコンがお得意で、カチャカチャと何かを打ち始めた。
私はその横でただ見守っていた。

世間話が始まった・・・。

Fさん「紅茶教室を始めるんだってね。最初っから週2なんて大丈夫?」
私  「とにかくやってみようと思って・・・」
Fさん「生徒さん集まってるの?3週間後でしょ?」
私  「それが、まだなんです・・・」
Fさん「・・・・。しかし若いのに紅茶教室を始めるなんて、すごいね~」
私  「若く見えるのかもしれないですけど、実は若くないんです」
Fさん「え?何歳?」
私  「26です。」
Fさん「あ、そう。うちの娘と同い年だよ。」

これがきっかけとなって、実は小・中学校時代の友達の
お父様と判明!!さすが地元・・・。(^^;

急に親近感が湧いたのだった!

Fさんも同様、娘と同い年の小娘が、右も左も分からぬまま教室を
始めようとしている。しかも、みればみるほど頼りない・・・。

Fさんの次の一言で、私の生活は変ることになるのです。

「私の知り合いにマーケティングに詳しい人がいるから紹介するよ。
いろいろ教えてもらって、参考にするといいと思うよ。」

このFさんが引き合わせてくださった次に登場する方によって
私の紅茶教室の世界がどんどん現実的なものへと変わっていくことに
なる。

投稿者 happy-tealife : 15:17

人のご縁ってすごい!!パートⅡ

Fさんに言われた日時&場所は、仁川にある喫茶店。
なんと、その喫茶店のあるビルは馬の形をしている。。その5Fだ。


エレベーターはガラス張りで円柱形をしていて、馬の鼻部分になっている・・・。


地元でも、通称「馬ビル」と、呼ばれている。


私は、「鼻」を上り、喫茶店に入り、Fさんと、ある長髪の初老の男性を見つけた。
普通の人じゃない雰囲気がその方を取り巻いていた。


「こっちこっち!」Fさんが私を呼んだ。


すると、物腰の柔らかい、でも、ちょと怖そうなその男性がこちらを向いて、
「初めまして、Y本です。」と、言った。
「あ、、吉田です。。よろしくお願いします。」


私も、ドキドキしながらその方と同じテーブルに座った。


Y本さんは、本職は美容師さんで、自分のお店もあるが、
色々な職を経てきた経験で、マーケティングやコンサルティングのような
こともされているという事だった。


そして、私の現状を話して、これからやっていきたい事を伝えると、
「紅茶なんて雰囲気を大切にするものを、会館なんかでやっちゃダメだ!」


と、一喝。


「この喫茶店を使いなさい!会館の料金で良いから!」


「・・・・・・・・!!!???あなたの喫茶店ですか??(心の声)」


どうも、このエリアのお店の多くをコンサルティングされているらしく、
この喫茶店も飲み仲間でもあり、指導もしているということだったのだ。


そして、文化人も多く住む仁川を、
もっと文化的にも豊かにしたいという気持ちで活動をされていたのだ。


この方の一声で、私はこの喫茶店が閉まる7:00以降と水曜日の定休日を
自由に使わせてもらえることになったのだ。


しかも、一回2000円で!(破格だ!)


ただ、喫茶店にしても、新しいお客様獲得にも繋がるチャンスもあり、
両方に利点があるのだ。


この喫茶店の窓からは、町の景色が一望でき、遠くには山並みも連なっている。


「素晴らしい~~!!」


この後、ターゲットにしているお客様はどういう人達なのか?
どういう年齢層なのか?そういう人たちに向けた広告の内容。
あとは、値段設定。など、色々と相談に乗って頂いた。

投稿者 happy-tealife : 15:14

教室オープン1週間前!! カンコウ鳥が鳴く・・。カァ~~~

人のご縁に助けられて、喫茶店で紅茶教室をする事ができるようになり、
ひとまず安心。


レッスンの内容を仕上げ、資料などを作り、なんとかかんとか1週間前に
間に合った~~!!
ひぇ~~。。。冷や汗・・・。


ところが、肝心の生徒さんがいない!!


当初、HPをアップすれば、お客様からの問い合わせがジャンジャン
入ると思っていた私は、全く鳴らない電話と、何も送られてこないメールに
愕然とした・・・。


カンコウ鳥が鳴くってこういうことなんだ~。
私の頭の中で、「カァァ~~」という馬鹿にした鳴き声が響いた・・・。


お商売って大変だなーー。


そんな中、当時メールマガジンというのが流行っていた。

私は、メールマガジンに全てを託し、
「イギリス紅茶留学記」というタイトルでメール形式の雑誌を作った。


すると、当時はメールマガジンの関心が高かった事もあり、
一気に900人の読者が集まった。


そこで、イギリスでのドタバタ留学記を連載していった。


すると、紅茶も好きだけど、私個人に興味を持ってくれた方々から
問い合わせが入るようになり、


滑り込みスレスレで、3名の生徒さんが申込みをしてくれた!!


そのときの、3名は、私にとって神様のように見えた。

投稿者 happy-tealife : 15:13

教室の雰囲気作り

喫茶店をお借りするといっても、コーヒーを出すお店と紅茶の雰囲気は
少し違う。

そこで、Y本さんが、「何か雰囲気作りを考えないとな~。」
「紅茶グッズを持って来て、飾るのはどうかな?」


なるほど~~!!


分かりました!


と、言う事で、毎回レッスンをする前は、衣装ケース3箱に
アンティークカップやソーサー、紅茶の本10冊。ティースプーンや小物を
配送業者のように運ぶことになった。


お陰で、自分の台車まで持つ事になり、
母に紅茶の仕事って意外と体力いるのね~と、言われた。


そして、自作のテーブルクロスを5席あるテーブル全てに掛け直し、
テーブルの配置を教室スタイルに移動する。

ピアノの上においてあるピカチューのぬいぐるみなどを取り除く。


天井部分に趣味良く梁が出ていて、そこにツタの葉が絡まって、
小さな不思議な小人の人形が数体飾られている。
見なかった事にしよう・・・。(^^;


自分で選んできた、雰囲気の良いBGMをかける。


なかなかの体力がいる。


しかも、レッスンが終わったら、
これと、全く逆の事をもう一度しなくてはいけない・・・。

大学では、体育会で頑張っていたので、結構体力には自信があるが、
それでも、結構きつい・・・。


レッスンする前に、すっかり髪は乱れ、顔はテカッてしまう・・・。


でも、生徒さんが入ってくる前には、優雅に!!

投稿者 happy-tealife : 15:12

教室オープン当日!!

宝塚という辺鄙なところにも関わらず、一人は地元の方。
もう一人は、奈良。もう一人は、神戸市北区の方。と、
遠方から来ていただいた。


名も知らない教室に行こうと思ってくださった、
この勇気ある3名。ある意味、戦士のようにも見える・・・。(^^;


インターネットってすごいな~。日本中に情報が届くんだ。


そして、記念すべき第一号のお客様は奈良の方だった。


午後7時。「カランカラン!」という喫茶店の入口のベルの音と共に、
優しい笑顔のMさんが入って来られた。


お迎えした時の、私の笑顔は、緊張と嬉しさで複雑な顔をしていた事だろう。


しかし、これで遂に紅茶教室がスタートするのだ!


残りの2名もいらっしゃって、いざ教室開始!
相当、ぎこちない雰囲気で話をしたり、紅茶を淹れたりしたに違いない。


ただ、美味しいブラマー紅茶を淹れて、「美味しい!」と、言ってもらえた瞬間。


それはそれは、幸せな気持ちになった。


今回のスタートは悲惨な状態だったが、
びっくりするほどたくさんの事を学ぶことが出来た。


スタートラインにやっと立てた!これからだ~!がんばるぞ~!


                                       おわり・・・。

投稿者 happy-tealife : 15:12

あれから数年経ち・・・・母の涙が語るもの

あれから、大分経った。


あの後も、失敗しては怒られ、立ち直っては失敗し、、を繰り返した。
あの、叱咤激励は、本当に有難かった。常に多くの人に助けられてきた。


ただ決して、順調だった訳ではない。途中、立て直しの為に充電期間もあった。


周りからも、早く普通の仕事をして、ちゃんと働けばと言われる事もあった。


生活もなかなか安定せず、楽しく充実はしているが、心のどこかに
不安を抱える日々を送っていた。


思い出深い「馬ビル」の喫茶店も閉店を迎える事になった。


ただそんな中、有難い事に、
父と一緒に西宮で専用のサロンを開く事になり、場所を移動した。


その頃は、紅茶教室も最初に比べると、大分落ち着いて、
少しは先が見えるようになってきていた。

その引越しの時、もう使わなくてもよくなった、あの台車が出てきた。
母がそれを物置に運びながら、
「あの頃、頑張ってたよね~。」と、言いながら、少し涙ぐんだ。


その涙に気付いた時、自分一人で不安を感じ、頑張って来たような
気になっていたが、実は、私を車で馬ビルまで送り、終われば迎えに来て
くれていた母は、私の将来を案じ、もっと不安で、掛ける言葉も無く、
ただ明るく振舞って応援してくれていたという事に気がついた。


きっと、親族や周りからも色々言われたかもしれない。
でも、それも全く出さずに、言い出したら聞かない私を見守ってくれていたのだ。


父も感情を表現するのが下手で、私と衝突する事が多い。


けれど、退職後も教師を続けたいという自分の夢の為とは言いつつ、
専用サロンを建ててくれた。


何か、とてつもない大きな愛情で支えられてきた事を実感する。


これからは、その愛情をたくさんの人に返していかなければならないと
強く思うようになった。


まだまだ、修行だ!


がんばるぞ~!!


そして、スシーラティーに関わってくれた方、くれている方。これから関わる方。


まだまだ若輩ものですが、私の愛情を、たっぷりこれからも受けて下さい。

最後に、吉田家長老のちょっと楽しいエピソードを紹介して終わりにしようと思う。


私には92歳になる祖父がいる。いつも姿勢を正して元気に歩いている。
そして、祖父は私の紅茶教室という仕事がどう頑張っても理解できないようだ。


紅茶を教えるという意味が分からないようだ。

今では、家を出る時に、「いってきます~!」というと、祖父が出てきて、
「お!なおこちゃん学校か? よぉ~学んできなさい!」と、声を掛ける。


私も、最初は、ずっこけていたが、もう最近では「は~い!」と、
言ってそのまま家を出るようになった。


しかし、ある意味、それは正解だ。
私は、毎日、生徒さんや周りの方から、色々なことを教わる事の方が多い。


「おじいちゃん、しっかり学んでくるね!」

投稿者 happy-tealife : 15:10