2007年12月19日
イギリス紅茶留学記 2000' in UK
もくじ
1、ティースペシャリストを目指す!!
2、いざイギリスへ!ブライトンの日々
3、ロンドンでの生活!
4、紅茶ミュージアムの日々
5、紅茶教室オープンまでの2ヶ月間!
投稿者 happy-tealife : 17:06 | コメント (0)
2006年07月23日
私は紅茶好きな花のOL 1999年の事・・・
2年半の結構楽しく過ぎていったOL生活。
勉強にはなったけど、なんだろう、この違和感は・・・・。
ある日、「何か違うことを始めよう!」(突然思う)
会社だってもっと若くてかわいい子が替わりに入ってきたら喜ぶぞ!
思いついてしまったら、やってみないと諦めがつかない私。今までそれ
で、何度も失敗しているけれど、もう一度やってみよう!
さて、何をするかな~。
投稿者 happy-tealife : 16:02
なんで紅茶??
なんで紅茶だったんだろう。
しかし、実はこれは私にとってすごく自然な結果。
純粋に昔から紅茶が大好きだった。
そのうえ、コーヒーが飲めなかった。
気がつけば、いつも紅茶を飲んでいた。
友達も私を遊びに誘うのは、夜であっても「お茶しに行かない??」って、
聞いていたほど。
紅茶と言うのは、一人でゆったり楽しむのも良し。
友達とおしゃべりしながら飲むも良し。
久しぶりに会う人とでも「お茶しない?」の一言で、
すぐに長年のブランクなんて飛んで行ってしまうと思う。
紅茶は人の間にある、温かいものに思えたのだ。
「そんな紅茶を自分のライフワークに出来たらいいな~。」
そこから全てが始まった。
つまらないことだが、私の母は、真剣な顔で、私が紅茶好きな事を
こんな風に分析した。
「あなたが、お腹にいる間、紅茶をよく飲んだから、こんなにも
紅茶好きになったのね~。すごいわね~。不思議ね~。」(^。^;
投稿者 happy-tealife : 16:02
紅茶を仕事にするって何??どんな仕事??
紅茶を通して何が出来る?どんな仕事があるの??
そう思って回りを見渡した時、「ティーインストラクター」を発見。
日本紅茶協会が認可している資格だ。1年間、養成コースに毎週
通い、テストに受かればもらえるというもの。
他には、ブルックボンドがやっているもの。などなど。
早速、日本紅茶協会の大阪支部に直接行って、資料をもらってきた。
ふむふむ・・・・。
ブルックボンドにも行ってきた。1ヶ月の初級コースを受講。
ふむふむ・・・・。
なかなか勉強になったな。でも、ちゃんとしたコースはちょっと高い・・・。
とろこで、資格を持つと言うことは、どういうことなんだ?
人に信頼を与えるということか~。
ん~。自分の中で何がひっかかってるんだ??
紅茶の専門店で働きながら知識を身につけるか。
それも、良い考えだ。
ティーテイスター、ティーブレンダーもあるな。
でも、これらの人はどこで勉強したんだろう。
きっと、学校ではない。
すべては、経験だ。
人生甘くない。
修行に出なきゃ!!
しかし、いったいどこへ・・・。
投稿者 happy-tealife : 16:02
なんでそこで、イギリスに行ったの??
ある、昼下がり。
ふと、「なんで紅茶を日本で教わるの?イギリスで飲まれてるんだよ。」
「なんだ、簡単だ!イギリスに行こう!」
資格が欲しかったわけじゃないんだー!
紅茶を純粋に学びたかったんだ!!すっきりしたー!
そういえば、紅茶の本を出している人に資格を持ってる人なんて、ほとんど
いないぞ。
自己流で行こう!
「自己流で紅茶を学び、たくさんの人と楽しめる場所を作ることにしよう!」
それが、第一段階。「自己流紅茶教室を開く」ことになった。
しかし、資格を持たないと言うことは、自分でその信頼を作らなくては
いけない。
問題は知識。
がんばらなきゃ。
修行だ~!!<Part Ⅱ>
注:これは私の主観なので失礼なことを書いているかもしれません。
でも、この時は本当にこう思ったので、素直に書いてみました。
失礼があったらお詫びします。
投稿者 happy-tealife : 16:01
日本でイギリスにある紅茶学校を探す
結論から言うと、イギリスには紅茶の学校はない。
いたるところで、紅茶の学校の情報を聞いたが、皆無。
「日本では情報はないけれど、イギリスに行ったらたくさんあると
思いますよ。」と、言われるだけ。
途方にくれていた頃、「ブリティッシュカウンシル」が紅茶セミナーを開く。
しかも、講師はイギリス人。
この先生に聞いてみよう!
その結果、先生は私に快く教えて下さいました。
「イギリスには、tea and coffee museum というところがある。
そこで、紅茶を学ぶ事が出来ます。イギリスに行ったら連絡してみな
さい。」そして、ホームページのアドレスを教えてもらったのだった。
私はやっと紅茶学校の情報を得たことに安堵。
こんなにも、学校を探すのに苦労するとは思わなかった・・・。
しかし!それは、学校ではなかったのだ~!!
このことはイギリスに着いて1ヶ月したころに直面することになる。
※イギリスには、日本人観光客向けの一日体験アフタヌーンティーや、
単発の教室ならたくさんあるのです。
投稿者 happy-tealife : 16:00
出発の日!!2000年4月2日
とうとう、迎える出発日当日。何を隠そう、とっても心はどんより。
彼が空港に車で送ってくれる。妹と妹の彼も同乗。父と母はまるで
どこかに私達がドライブにでも行くかのように、家の前でいたって普通
に手を振る。
なんで私はイギリスに行くなんて言い出したんだろう・・・。
空港に着いて、私達はカフェへ。私は緊張のあまりなにも喉を通らず。
妹の彼は、「おれ!ホットケーキ!!」
「おいおい、緊張感無男(きんちょうかん なしお)・・・」
私の記憶が定かならば、彼はミックスジュースも飲んでいた。
なにはともあれ、彼のお陰で、その場の空気が和んでいたような。
「じゃ、そろそろ行かなきゃ。」
この分じゃ、泣かずにお別れができそう。
と、思ったのもつかの間。妹が、と~っても悲しそうな目を。
あっと言う間に、涙のお別れ!
私はお別れを告げて、出国審査を受けるべく、出国カードを記入しなが
泣いていた始末。
しかも、時間が実はぎりぎりだったことが判明。走りながら泣く始末。
泣きながら走ってる時に、上のほうから「なお~!」
ボロボロの顔で上を見てみると、ガラス越しに3人が手を振っている。
あの風景と「なお~!」の声は一生忘れないでしょう。
お陰で、更に一層泣きながら飛行機へ乗り込んだのでした。
飛行機の中でもず~っと泣いていたのは言うまでもありません。
投稿者 happy-tealife : 15:59
大事な入国書類が!!
飛行機に乗り込んでからず~っと、涙の波がやってきました。
時にはおさまったり、また何かをきっかけにシクシクやってました。
本当にイギリス行きを後悔した唯一の時。
しかし、泣き疲れ、現金なことに4時間もすれば、お腹も一杯、機内も
真っ暗。爆睡が私に襲いかかってきました。
ぐ~~。
起きた時、やっぱり自分はイギリスに向かっているんだと実感。
そこで、イギリスに入国するのにとても大切な書類をチェック。
必要なものは銀行の残高証明と語学学校の入学許可書。
「この人は、日本にお金もあるし、学校にも通うので、労働目的では
ないのですよ」を証明してくれる大事な書類です。
ところが、それらがまさかの 「無い!!」
留学初心者、大慌て!
かばんを真剣に探しても見当たらない!
昨日の夜、荷物をチェックしてる時は絶対入れたのに・・・。
理由は、空港のチェックインカウンターで、私が機内持ちこみの手荷物
が、あまりに多いのを見るに見かねた彼が、「一つにまとめたら?」
そこで、足指健康グッズなどはスーツケースに移されたのでした。
そのとき、運悪く一緒に入れてしまったようです。
イギリスで入国審査をするのは、荷物を受け取る前。
どうしよう・・・・。
入国拒否されて、日本に強制送還とかになったら・・・。
あ、でも、そうしたらまたみんなにあえるな~。
だめだ~。そんなことで帰ったら、一生後悔する!!(結構現実的)
投稿者 happy-tealife : 15:58
就労学生ビザ取得!!
語学学校入学許可書をもってないことに気がついてからは、
お別れの悲しみなんかどこへやら。
どうして良いかわからない!
運良く、スチュワーデスさんの一人が日本人。英語の全くダメな私は
彼女にすべてを任せることに決めた。(勝手に)
「あの~、入学許可書を荷物に積み込んでしまって、手元にないんです
が、こういう場合どうしたらいいでしょうか?」
スチュワーデスさん「ん~。困ったわね~。ごめんなさい。私には分から
ないわ。」
終わり・・・。
そうこうしているうちに、イギリスに着陸。
あ~、入国審査のカウンターまで来てしまった。
あっ。日本人ツアーガイドさんだ!助けてくれるかも!
「あの~。かくかくしかじか・・・・」
ツアーガイド「そんなん知らんわ!私は忙しいねん!」
ひっど~!!!絶対今後一切○○旅行会社は使わへんねん!!
ふん!もうどうにでもなれ!!こうなったら、スマイル作戦だ!
入国審査の為、入国カードを記入。オキュペーション?って何??
あの頃の私の英語力はひどかった。
「occupation=職業」を知らなかった。
とにかく、入国審査官のお兄さんに事情を説明。あの英語力で
どうやって伝えたのかは、夢中だったので覚えていない。
パスポートをお兄さんに預けるかわりに、荷物を先に取りに行って
良いことに。よかった。
あのあと、荷物が1時間遅れて出てくることになっても、機嫌良く待って
いたのでした。
その甲斐あってか、普通の学生ビザ+就労(バイトのできる)ビザを
運良く手に入れることが出来たのでした。
イギリスへ留学するみなさん。くれぐれも気をつけて下さいね。
※イギリスの就労ビザの取得は、すべて入国審査官の手に
ゆだねられ、みなさんの運に任されるのです。
さあ、やっとイギリスに入国。
これからの出来事に胸を膨らませる直子でした。
日本にいる家族や彼、友達の事を思うとまだ胸が痛みながら・・・。
投稿者 happy-tealife : 15:57
ブライトンという海の町
私は最初に落ち着いて英語の勉強が出来るようにとブライトンという
海の町を選びました。
ブライトンに着いたのは夜。
雨が降っていました。
雨が降る夜のブライトンを今でもハッキリ覚えています。
タクシーからみる景色は、オレンジ色の街灯が、ぼんやりと街を映し
出していました。私が住む家はすぐそこ。こんなに美しい街に住むんだ。
私は、その時やっとイギリスに着いたことを実感。
まだ、顔も知らない、ホストマザーに会うのをドキドキしながら
タクシーのサイドシートに座っていた。
ドライバーが私に何かを話しかけてくれるのだけれど、
ほとんど分からない。
でも、気にせずニコニコ。ドライバーもつられてニコニコ。
これでいいのだ。
これからなのだ。
タクシーが着いた先には、かわいらしい2階建てのレンガのお家と、
優しい笑顔のダウンさんが待っていた。
投稿者 happy-tealife : 15:56