イギリスで紅茶の学校はすぐに見つかると、ガセネタをつかまされて
しまった直子は、とにかく語学の勉強に集中する事にした。
語学の勉強という意味では、ブライトンは最適な場所だったと言える。
しかし、語学学校は午前で終わる。
ついつい、午後はのんびり過ごしてしまい、5時に家に帰り、
夕食をホストマザーと食べて、宿題を終わらせ、また夜8時頃に出掛け、
学校の友達の集るパブへ行き、みんなとお酒を飲み、11時30分の
終バスに乗って帰るという日々の繰り返し。
とても楽しい!
でも、どこか、何かが間違ってる・・・。
そんな違和感を覚え出したのは、イギリスへ来て2ヶ月の頃。
「私はいったいイギリスまで来て何をしてるの?英語の勉強?」
「なんの為に来たの??」
そんな自分自身の問いかけに、居心地の悪さを覚える。
ブライトンで平和な恵まれた環境でヌクヌクしている訳にはいかない!
「ロンドン進出だ~!!ロンドンで情報を収集するぞ~!!」
翌日、語学学校のレセプションへ行き、同校のロンドン校へ移動でき
るように、交渉…。
ようやく、自分の現状に気が付いた私は、行動を開始した!
せっかく仲良くなった友達と離れることを考えると、心が痛みながら…。
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