◆紅茶の王様「リプトン」の眠るグラスゴーへ

スコットランド紅茶探訪旅行記の続きです^^

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今や世界のリプトンティー。その創業者サー・トーマス・リプトンの出身地はスコットランドの商業の街グラスゴー。

類稀なる商才を奮った彼を偲んでお墓に訪れました。

グラスゴーの街のはずれにある一般墓地にリプトンのお墓はあるのです。

もう朽ちてしまったお墓も多くみられるような墓地。どことなく寂しい雰囲気の漂う中に、一人そびえ立つように背の高いお墓がありました。

生涯結婚する事のなかった彼は、お母様やその他の家族の方と一緒に名前が刻まれ眠っていました。

ツアー参加者のお一人がリプトン・イエローラベルを日本から持参して、お供え(?)してみました(笑)

喜んで下さったかな??^^

お墓の周りには、イギリスの夏の花「エルダーフラワー」が取り囲むように植わっていて、寂しい中に心和む香りを放っていました。

帰りに墓地の出口であまりに木漏れ日が綺麗だったので写真を一枚。
左右にそびえる木々の高さが歴史の長さを教えてくれます。
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◆グラスゴーのベストティープレイス「ウィローティールーム」

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1906年という随分昔にデザインされたとは思えない、とても斬新なデザインのティールームがグラスゴーの街の中心地にあります。

マッキントッシュと聞けば、建築や家具のデザインをする人なら必ず知っているデザイナーが手掛けたもの。

ティールームの名は彼の代表作から取って「ウィローティールーム」

一階がジュエリーショップになっていて、2階がティールームという不思議な造り。

どこもかしこもデザインがモダンで可愛くて素敵。ちょっとした看板や文字が全部彼のデザインになっています。

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その中でも、当初の物がすべて残っているというデラックスルームに席を予約してもらい、2階のステンドグラスがかわいい窓辺の特等席でアフタヌーンティーを楽しみました。
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紅茶も美味しく、ベストティープレイスの認定を受けています。

10種類を超える種類の紅茶が揃い、マッキントッシュブレンド、ウィローティールームブレンド、スコティッシュブレックファストなど、興味のある名前に悩まされます。

そして、アフタヌーンティーのボリュームに一同若干びっくりしつつも、しっかり頂きました^^(笑)

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◆グラスゴーの街を思いつくままに散策

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ウィローティールームの後は、特に予定を組んでいなかったので、みんなの思うままに散策する事にしました。
そして、有名な大聖堂があるということで、そこを目指しつつ、ショッピングしつつ。^^
で、街ゆく人に聞いたところ、かなり道のりがあるから鉄道に乗った方が良いとのアドバイスを受け、「鉄道?!」と、一同ワクワク♪

じゃあ、乗ってみよう♪と、言うことで、一駅だけの旅♪^^

列車はこれで良いのかな??切符の買い方は?力を合わせていざ乗り込む!

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こまでは良かったのだけれど、列車を降りるとき、まさかの手動式扉に気付かず停車駅で降りれない?!(><)
一般乗客の一人がボタンを押して扉を開けてくれて、無事全員下車。(笑)

目的地へ到達後は、今度はバスで帰る事に。
一つの地図を頼りに、地図を読む人、窓から道の名前を読む人。励ます人。(笑)全員で力を合わせて、ベストポジションで下車。^^

最後は美味しい中華料理にもありつけ、大満足でホテルへ。みんなの顔には達成感の色が。

個人旅行の醍醐味を味わったひと時でした^^

◆バージントレイン・ファーストクラスでロンドンへ☆

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グラスゴーのセントラル駅へ。そして、そこから列車で5時間の旅。
私にとっても初めてのファーストクラス。

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普通の列車のファーストクラスと変わらず、普通の席よりも広くて快適なのだろうと思っていたところ。
席に着くなり、このセッティング。。。(?)

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そう。まさかの機内サービスならず車内サービス。もちろん無料♪「Tea or Cofee?? 」に始まり。「How about breakfast?」
普通に朝ごはんメニューがありました。ホテルで済ましてしまった私達。。
せめてフルーツだけでも…(><)

これで終わりと思いきや、「Tea or Coffee? How about Snacks?」
せっかくなので、レモンカードのケーキ頂きます~。

更にこれでもうないと思いきや、「Tea or Coffee? How about lunch?」
この短時間にランチまで!
せっかくなので、サンドイッチ頂きます~。

係のお姉さんやお兄さんが来るたびに、私達は「え~こんなものもある!これもいいな~~!」と、やっているうちに、お姉さんが、「カートを置いていくからご自由にどうぞ!(笑)」

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他にお客さんがいなかったので、私達もすっかりリラックスして楽しみ、あっという間の列車の旅となりました。

ファーストクラスはネットもつなぎ放題(他の車両は有料です)私も、せっかくなので、とブログを少し更新しました^^

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◆ロイヤルアルバートミュージアム&ミュージアムカフェ

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ロンドンに着いたら、早速ホテルから徒歩で行けるロイヤルアルバートミュージアムへ♪

ここは、昔の人の使っていたものなどが、中国、日本、ギリシャなどなど幅広く展示されていて、やはり私達には銀器や陶器などが非常に興味深く、楽しいコーナーです^^

豪華で素晴らしいチョコレートカップセットや、紅茶を葉を保存するティーキャディ。
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陶器も、マヨルカ焼きが見れたり、ウェッジウッドの初期のクリームウェアが見れたり、その更に前の時代のスリップウェアの陶器も見ることが出来ます!
これなら、わざわざ陶磁器の街ストークオントレントに行かなくても良いくらいです!

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そして、更に嬉しいことに、最近のロンドンのミュージアム事情として、カフェテリアが充実していることです。
このロイヤルアルバートミュージアムも改装期間を経て、新たにオープンしたカフェテリア。
イギリスのデザインと言えばこの人「ウィリアム・モリス」の部屋があるのです♪
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ステンドグラスもこの出来栄え!無料で入れるミュージアムのカフェテリアがこんなに凝ってるなんて、イギリス人のセンスの良さに感動です!

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他にも2部屋あるのですが、私の解釈として、イタリアロマネスクスタイル。もうひとつはギリシャ??でも壁にはめ込まれている焼き物はオランダ??すみません。調査不足です。。

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とにかくテーマが違って、それぞれにとても凝っています。

そして、ここで頂けるのは気軽な飲み物と軽食なのですが、なんだか紅茶を作ってくれる何気ないスタッフの様子までアーティスティックに見えてきます^^

色々なミュージアムのカフェを巡るのも面白いですよ♪^^

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ちなみに、私達の泊っているホテルの朝食のお部屋も何気にウィリアムモリス部屋なのです^^

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◆ロンドン観光

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ビックベン、ウエストミンスター大聖堂、セントジェームスパークを抜け、バッキンガム宮殿、グリーンパーク。一通りみんなでお散歩がてら散策♪

やっぱりこういうのもないと、イギリスを感じられませんよね^^

◆銀器を目指してカムデンパッセージへ

今回の旅行は土曜日に帰国してしまうため、有名なポートベローアンティークマーケットに行けない。
なので、水曜日をメインに営業しているカムデンパッセージへ行くことに♪

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地下鉄のエンジェル駅というところから徒歩5分ほど。

私も初めて行ったのですが、小さな小道にアンティークショップが軒を連ねています。
こじんまりとしているのに、とても充実していて、且つアンティークが好きでない人にも、チョコレートショップや、とっても素敵なデザインの洋服屋さんもあったりと、すごくおススメの場所です♪

ここで、銀器に眼のない生徒さん達がお買いもの魂に火が付いたのは言うまでもありません^^(笑)

私も念願のケトルを購入♪^^

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お買いものに疲れた私とAちゃんはチョコレートショップに引き寄せられ~。

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やっぱり疲れたら甘いものですよね~~。と、言いつつ、アイスクリームにその場でチョコレートを掛けてくれるサービスを満喫♪♪

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スパイスの香りが付いていたりと、面白くて美味しいチョコレートをたくさん扱っているお店でした。
ここで、ホットチョコレートをお土産に買ったのですが、それもスパイス入りで、すごく変わっていて、且つ美味しかったです。甘みは少ないので、かなり大人向きなチョコレートショップです♪