日本帰国。全員日本人だ~!!

2001年1月31日。 10ヶ月ぶりに関空到着。

帰ってきてしまった~。それが、率直な感想。

そして、一歩空港の外に出た瞬間。うわっ!全員日本人!!

たった10ヶ月しか離れてないのに、こんな普通のことがとっても不思議。

ドーナツ屋さんに入った時なんかは、
「あら、今日は日本人観光客多いね。」って思った始末・・・。

何はともあれ、無事に帰って来れて何より。

イギリスのポートベローマーケット(アンティークマーケット)で手に入れた
ティーカップやお皿も割れずに持ち帰って来れたし。

まずは家に帰って、早速ブラマーさんの紅茶を飲むのが楽しみ。

日本のお水で淹れてもおいしいのだろうか。どうやったらおいしく淹れ
られるのか研究しなきゃ。

何を隠そう、この時淹れた紅茶は失敗したのだった・・・。

理由はちゃんと茶葉を計らずにあせって淹れてしまったから。
ポットもいつも使っているものではないので、どれくらいのお湯が入るか
ちゃんと確認しなかったのも原因の一つ。

とにもかくにも、久々の日本で食べる母の手料理は、この上ない幸せだった。

私はどうしても日本人なんだ。。



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どうやったら紅茶教室始めれるの??

とにかく、2月に帰国したばかりだが、
紅茶教室を4月から始めることに決めてしまおう!

日にちを決めてしまえば、それに向かって進めばいいのだ。

2ヶ月しかないのに、私は張り切った。

しかし、結果的には良かったのかもしれない。

4月と言う季節は、何かを始めるにはとても良い季節、
日本の四季の中でもとてもきれいな、そしてウキウキする時。

しかし、何をどう始めてよいのか分からず、モヤモヤする毎日。

プランはイギリスで考えてきたものの、すべては一から。
面白くもあり、また、戸惑いもあり。

色々考えることは、とても楽しい。この道を選んで良かったと思う日々。

私の最初に考えていた案は、
ホームページを作る。教室の場所を探す。宣伝方法を考える。
教室の内容を考える。などなど。

これをこうする。というルールはない。

自分がこうしてみようと思うことが、すべて。

何でもやってみよう!自分のアイデアに任せよう!


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コンセプトを決めなきゃ!

何かの本を読んでいると、自分は何が目的でこの仕事をするのか
明確なコンセプトが必要だという。

確かに。自分で進むべきものの明確な方向性をハッキリさせることは
大切だ。

私は、どんな空間を作りたいのか?
紅茶を通して、何を人に伝えたいのか??
自分は将来どうありたいのか??

ん~。自分に聞いてみよう。

これは、意外にもすぐ答えが出てきた。

簡単に言えば、「自然」

でも、これでは簡単すぎてみんなに分からない。

つまり、私は日本人であり、紅茶が好きだ。
そして、人との温かい繋がりが好きだ。

「自然」つまり、ありのままな姿でいこう!これが、私のコンセプト。

イギリスに行って、私は日本の良いところをたくさん知る事が出来た。

日本という国は美しく、伝統があり、繊細で、素晴らしい。

それなのに、日本人はヨーロッパやアメリカに憧れを抱き、
そんな日本を卑下する人が多い。多すぎる。

以前は私もその一人だった。


これからは、紅茶の美味しさを伝えながら、日本の良さも伝えていこう!
あるがままの自分で行こう!


そう、決意をしたのだった。
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とにかく場所か・・・。

場所選びは重要なポイント。

なにせ、「自然」をコンセプトに持ってきているものだから、ビルの谷間
では、納得できない。

日本の四季を感じることの出来る場所を捜し求めて・・・。

以前、一度行ったことのある近所のカフェに前から興味を持っていた。
そこは、大きな庭のついている感じのよいカフェだ。

世間知らずの私は、そのままそこに電話して「かくかくしかじか・・・・・
教室の為に、場所を貸して頂けませんか??」

私は自分の都合だけで、一日3時間を3000円ぐらいで貸してもらえ
ないだろうか?と、考えていた。

よーく考えなくてもすぐ分かることだが、カフェで3時間1テーブルにつき
3000円なんて、恐ろしい申し出をしたものだ。お店の売上で考えると、
一人が600円の紅茶と400円のケーキを食べて、5人が座るテーブル。
最低でも5000円は収入がでるところだ。

そのカフェのオーナーは優しい方で私の話しを初めは快く聞いて
下さった。

しかし!!

最後には、「とんでもございませんわ!!」の一言。

はい、すみません。

勉強してまいります・・・。

こうして、甘い考えの私は少しずつ大人になっていくのだった。


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現実は厳しい~!

当初、紅茶教室の場所をカフェで考えていた私は、
思わぬ自分の浅はかさに痛い目に会うことになる。

自分の家で出来れば良いのだけれど、そうは簡単にいかない。
なにかと問題がある。

ん~。

何か良い策は・・・。

しかし、それは後に意外と簡単に解決する事になる。

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