ブライトンという海の町

私は最初に落ち着いて英語の勉強が出来るようにとブライトンという
海の町を選びました。
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ブライトンに着いたのは夜。

雨が降っていました。

雨が降る夜のブライトンを今でもハッキリ覚えています。

タクシーからみる景色は、オレンジ色の街灯が、ぼんやりと街を映し
出していました。私が住む家はすぐそこ。こんなに美しい街に住むんだ。

私は、その時やっとイギリスに着いたことを実感。


まだ、顔も知らない、ホストマザーに会うのをドキドキしながら
タクシーのサイドシートに座っていた。

ドライバーが私に何かを話しかけてくれるのだけれど、
ほとんど分からない。
でも、気にせずニコニコ。ドライバーもつられてニコニコ。

これでいいのだ。

これからなのだ。

タクシーが着いた先には、かわいらしい2階建てのレンガのお家と、
優しい笑顔のダウンさんが待っていた。