海外紅茶便り Vol.2 「テネシーinアメリカ」

海外紅茶便りが届きました~♪

014.JPG

さっそく第二弾「テネシーからの紅茶便り」をご紹介させていただきます。

コラムを書いて下さった現在テネシー在住のTさん。ありがとうございました!

※使われている文面や写真などは無断でお使いにならないように、よろしくお願いいたします♪

第二弾「テネシーからの紅茶便り」はこちらから↓




こんにちは。
海外紅茶便りのバトン、インドネシアからこちらアメリカ受け取りました~
アメリカ南部テネシー州ナッシュビルからコラムしています。
2007年12月より主人の転勤による駐在生活早2年半です。
今ではすっかり慣れましたが、初めはなんでもすべてがBigなアメリカにびっくりするばかりでした。
レストランで出てくる食べ物、飲み物、ケーキ、洋服、家々、そして人までも大きい・・・
アメリカと言っても本当に広いので、その地域によって、人や文化がだいぶ変わります。
私の居る南部はまた独特で北の方にお住まいの方とはだいぶ違うようです。
まず特徴としては、自然に囲まれているせいでしょうか、のんびりして、人もやさしく温かいです。
先日、急ぎで公衆の面前で走ったら浮いてしまいました~(走っている人いません・・・)

生活の基本は車です。
車社会のアメリカならではの地域で、車がないとどこにも行けません。
おかげで日本でペーパーだった私も、何時間もの運転や高速でぶっ飛ばすのも得意になりました~
と言っても地方都市がだいぶ栄えている国なので、田舎過ぎず、都会過ぎずの便利で住みやすい良い所です。
また、ナッシュビルはミュージックシティと言われ、有名なミュージシャンも多く、観光都市でもあります。もし機会がありましたら足をお運びくださいませね~

そして、南部と言って忘れてはならないのは南部開拓時代の歴史です。
あの有名な「風と共に去りぬ」の時代ですね。
広大な土地を一から掘り起こして、たばこ、綿などの作物を栽培する大規模農園(プランテーション)の誕生は大きな国力となりました。
プランテーションでは「風と共に去りぬ」映画の中のヴィヴィアン・リー扮するスカーレットのように、雇い主は豊かでゴージャスな暮らしをしていました。
その跡地が今では観光見学できたり、レストランとして営業したりしています。
私たちの住まいの近くにもティーサロンとなっているものがあって、時々ティー好きの仲間と集います。
今回ご紹介するのは、お気に入りのお店「Homestead Manor Plantation」です。

014.JPG
http://www.homesteadmanor.com/Home/tabid/37/Default.aspx

南北戦争時代から建つ、凛として時代を生き抜いたその姿が素敵な建物です。
ここはティーバックや粉末タイプの紅茶が得意なアメリカでは珍しく、きちんと茶葉で淹れてくれます。
ポットサービスは茶葉が抜き取ってあるので濃さも一定です。
でも少し薄め。。。ティー好きの私には物足りませ~ん。
アメリカで飲むのは薄めのティーばかりだったので、紅茶専門店のアメリカ人にそのことを突っ込むと、米人は渋いのが苦手なのが一般的だそうです。
なるほど、コーヒーでもアメリカンって薄いですものね。。。
そして、もちろんこういうティーサロンでもアメリカっぽくアイスティーが置いてあります。
さすがアイスティーが生まれた国ですね~

006.JPG

こちらではアイスティーのお勧め品に「フルーツティー」というものがあります。
たいていのレストランのメニューに載っています。
フルーツティーの定義は、フルーツの香りのするシロップやお花の香りのするシロップなどをアイスティーで割ったものらしいです。
決してフルーツが中に入っているものではないです。
あまりティーの味はせず、どちらかというとジュースのようですが、暑くて喉が渇いていると、ごくごくとイケます。

011.JPG

写真で注文したのはアフタヌーンティーセットです。
お店の方もみんな親切で、とってもフレンドリー。
楽しいおしゃべりをしながらティーを淹れてくれます。
ティーはポットティー(アールグレイ)とフルーツティーを頼みました。
フルーツティーはハイビスカスとローズヒップの香りです。
さっぱりとして美容にもいい感じでした~
大きな大理石のテーブルに3段プレートが栄えます。
下からスコーン(オニオンスコーン・クランベリースコーン)、フィンガーサンドウィッチ、
お菓子(チョコケーキ、クッキーなど)。
見た目は少し大雑把なのでアメリカンですが、気の置けない友人達と美味しく楽しくいただきました~
至福のひとときです~
普段は家お茶が多い私ですが、たまにはこういう外での優雅な時間も大切だなーっとしみじみ思ってしまうのでした。

私たちの住む地域もスターバックスなどはあちこちにあるのですが、気軽にティーが飲めるカフェが少ないので、普段は駐在妻仲間どうし、家でお茶会をしています。
アメリカのアンティーク食器fire kingや、sweetでcuteな小物達も手伝って素敵な時間です。
日本人の心を込めて淹れるティーや、丁寧な手作りお菓子など、ほっとしてまた格別に美味しい!
海外にいると特に強くそれを感じるんですね~
時々招くアメリカ人の奥様も大絶賛です。

一方、アメリカ人はパーティー好きです。
パーティーですから大人数が当たり前なので、その分ティーやお料理、お菓子の量も半端ではありません。
だから、もうケイタリングのものも多いですし、買ってきて手軽に盛り付けできるもの、
アイスティーなんかバケツ何杯分というくらい作っちゃいます。
この前招かれたパーティーでアイスティーの作り方をじっくり観察していたら、
ティーボウルに、水で粉末を溶かして作ったティーとフルーツシロップを大量に混ぜてサーブし、ゴクゴクといただいている。。。
豪快です。
でもこれで、アイスティーも濁らないキレイ色だし、大量に飲めて合理的ですね~
味はティージュースというところでしょうか・・・

日本の丁寧でいいところも忘れずに、アメリカのbigで面白いところもいっぱいに吸収して過ごしたいと思っている日々です。
ティーのあるところに人も集まり、素敵な出逢いも広がります!
これ、身をもって体験してます!





※使われている文面や写真などは無断でお使いにならないように、よろしくお願いいたします♪