ダウンおばあちゃんセレクトプレゼント!
私が、イギリスで生活を始めた初日!
テレビに写し出されたかわいい少年。(少年といっても私と同い年)
番組のゲストとして招かれ、なにやら楽しそうなトーク番組。
内容は全く分からないものの、「かわいいな~。この人~♪」
と、思ってテレビを見ている私にダウンおばあちゃんは
「この人はシェフなのよ。料理人なの。」と、教えてくれる。
しかし、この若さでシェフ?!!(*.*)
自分の英語力にも自信がなかったため半信半疑。
名前は『ジェイミー』と言うらしい。
すぐさま、彼は私のイギリスでのアイドルとなった。
そこで、ダウンおばあちゃんの出番となるのである!(^o^)
いつものように、学校から帰って来た私。
まず自分の部屋へ行き、靴をスリッパに履き替え、荷物を机に置く。
「ん?」
机に何か置いてあるぞ。
5cm四方の紙切れが机の真中にさりげなく、でも主張して置いてある。
「なんだろう?」手に取って見る。
「あっっ!!ジェイミーだっっ!!」
ジェイミーが笑ってる!しかも、何故か牛乳とパンを掲げて…(^^;
ダウンおばあちゃんが、雑誌に載ってるジェイミーを切りとってくれた
んだ!!(^o^)
そこに、うれしそうにダウンおばあちゃん登場!
「ありがとう!やっぱりジェイミーかわいい!」
この日を境に、学校から帰ってくると、おばあちゃんセレクトの
プレゼントがちょくちょくお目見えするようになるのです!(^^)
しばらく経ったある日。
机の上に高さ2cm、直径5cmの小さな丸い銀色の缶が置いてある。
その缶の蓋にはなんと、漢字で『茶』!
「久々の漢字だ~!!!」と、思いながら中を開けるとそれは…
キャンドル。アロマキャンドル!
イギリスではちょうど漢字がはやっていて、人気アイドルの腕には
『女力』と漢字でタトゥーが刻まれていたりする。
おばあちゃん、漢字はもちろん分からないが、英語の説明を見て
私の為に買って来てくれたようだ。
言葉は充分には通じなくても、心は通じあっているという
幸せな気持ちにさせてくれる、ダウンおばあちゃん。
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