2006年11月3日~10日イギリス南コッツウォルズを巡る旅
プライベート旅行で南コッツウォルズを中心に、仲良しの妹ちゃんと巡りました♪
新しい発見がたくさんあった面白い旅になりました!
イギリス旅行2回目&レンタカーで廻れる方におススメなルートです♪
DAY1 再びイギリスへ!
飛行機の中からロンドンの町並み
大観覧車ロンドン・アイやその傍を流れるテムズ川
イギリスへまた来てしまった~。
今回は、プライベートで妹ちゃんとの初の二人旅。
食べるの大好き&アンティーク大好き同士なので、どんな旅になるのやら(笑)
DAY2 ヒースローからオックスフォードへ
今回は、ロンドンに全く立ち寄らない予定。
昨日の内に、ヒースローから長距離バスに乗り、オックスフォードへ直接やって来ました。
夜町に着いたときは、夕方の6時。でも、日はとっぷりと暮れていました。
夏に来たときには、夜9時頃まで明るかったので、このギャップにちょっと戸惑いました。。
そして、寒いーー!!!
何度だったかは確かではないけれど、10度は確実に切っていました。。
震えながら夜は早々に寝て、目が覚めると、爽快な晴れ!!気温15度!
晴れ女万歳~~!
でも、相変わらず寒いので、早速妹ちゃんと手袋&マフラーを調達!
レンタカーを借りて、いざコッツウォルズへ!
今回は、オックスフォードからレンタカーを借りて、颯爽とコッツウォルズへ!
と、行きたかったのですが、初っ端、イギリスのラウンド・アバウトという信号無しでクルクル廻るロータリーのような交差点に右往左往・・・。
あらぬ方向へ2度ほど進みつつ、その後は気を取り直して、順調なドライブとなりました♪^^;
スシーラツアーではすっかり御馴染みになったこのマナーハウス。
いつも、指をくわえて見ていた妹ちゃん。
私も、素敵な場所なので、どうしても連れて行ってあげたかったんです♪
本人も非常にご満悦でした。
そして、着いて早々にアフタヌーンティーを楽しみました♪
やっぱり良いですね~~。
今回は寒いので外ではさすがにせずに、中のドローイングルームのゆったりソファーに腰掛けて、スコーンとクロテッドクリームを満喫しました。
いつもは、団体でしていたので、二人だとちょっぴり淋しい気分になりましたが、この寒い季節と妙に合っている感じがしました。
ちなみに、この日は「ガイフォークス」記念日の前日で、夜には「ボンファイヤーナイト」というお祭りをします。詳しい説明はローズ・オブ・ザ・マナーHP
相変わらず時差ボケの為、早起き。
お食事までの時間、近くの村を散歩していました。
すると、可愛い白いシーズーのような犬に小さな橋で遭遇。
私達がひとしきり写真を撮ったりして、遊んでいると、その橋のたもとの小さなおとぎ話のような家からおばさんが出てきて、二人は散歩に出かけました。
私達も同じ方向だったので、なんとなく一緒に歩いて行きました。
すると、前方からコートが何故か泥だらけ、髪の毛はボサボサ、連れてる犬もどことなく汚れている笑顔いっぱいのおじさん登場。
先ほどのおばさんとシーズーと挨拶を交わし、私達にも向かってびっくりするぐらい大きな声で「GOOD MORNING!!」「この犬は大人しいから大丈夫だよ!ワハハ!!」 朝からテンション高いな~!
そのおじさんと犬とも別れを告げて、マナーハウスへ戻ろうとすると、さっきのおばさんとシーズーも一緒に入って行きました。
ローズオブザマナーが散歩コースなんだ~。なんて贅沢な。。と、思っていると、更に建物内に入って行きました。
私達も後を続くと、中でおばさんとシーズーはロビーに置いてある古い立派な振り子時計を調整していました。
町の住人達とローズオブザマナーの素敵な関係を垣間見た清々しい朝でした。
北コッツウォルズは私にとっては、いつも訪れる馴染み場所なので、とてもリラックスして巡りました。
まずは、ストー・オン・ザ・ウォルド村のアンティークショップへ。
私は今回は、ロシアのサモワールがあれば!と、思って色々と探していました。
ちなみに、英語のサモワールの発音に最初苦労しました。。「サモバー」とこもった発音をします。(^-^;)
ここには無かったので、ショップの人に紹介してもらった、モートン・イン・マーッシュ村へ。
ここは美味しいティールーム「マシュマローティールーム」もあるので、そこでお茶しながら、自分達の検討中のアンティークの相談をしながら買い物をしました。
ここでは、私達の祖母の為に、アンティークの素敵な指輪を買いました(^^)
その後、かやぶきの有名なチッピングカムデン村&ブロードウェイ村を気ままに巡り、帰りにスノーヒル村を通りながら素晴らしい夕日に出会って、マナーハウスへ帰ってきました。
5時ぐらいには暗くなり始め、ショップもすっかり閉まるので、夏の感覚と大分違います。
でもこれはこれで、観光客もまばらで、静かな雰囲気が漂う、イギリスらしいしっとりとした良い時期だと思います。
すっかり日も暮れて、外は寒い空気に包まれる中、本当の薪を燃やしている暖炉の傍でローズ・オブ・サ・マナーご自慢の美味しいディナーを存分に満喫しました。
今回も、色々と工夫された料理がたくさん出てきました。本当にここのお料理はおススメです!
ホテルHPから・お料理の紹介
DAY4 初めて訪れる南コッツウォルズへ
今回の旅の目的でもあった南コッツウォルズへの旅へ!
最近、北コッツウォルズは多くの人が来るようになったので、新たなエリアとして南が注目されつつあります。
今回は、雑誌フィガロのSummer Holiday Issueも参考にしながら巡る事にしました。
FIGARO JAPON オフィシャルサイト
「ストラウド」はカフェとアンティークの町
北コッツウォルズから車で向かうこと約1時間。
坂の途中にその村はありました。
町のいたるところにはステンドグラスがはめ込まれていて、今はCOSTAというコーヒーショップですが、よく見るとテーラーとステンドグラスには書かれています。
昔は理容店だったのですね~。
ステンドグラス・カレッジなどもあり、その生徒達の作品は町のショップで売られていました。
妹ちゃんも趣味でステンドをやっているので、彼女は目を輝かせていました。
芸術家も多いというこの町は、アンティークもモダンで、今までの北コッツウォルズの雰囲気とはガラっと変わります。
そして、町のいたるところにはカフェがあり、どこも美味しそうです~。
この辺りは、オーガニックフードが豊富に採れるという事で、毎月第1.第3土曜日には有名なストラウド・ファーマーズ・マーケットが開かれます。
そこで、最近注目のコッツウォルズ・シェフ ロブ・リースがデモンストレーションを行なったりしているそうです。私達は残念ながら月曜日に行ったので行けませんでした。。
ロブ・リースのHP
「ネイルスワース」のオーガニックなB&B
ストラウドでの宿泊先を決めていなかったので、町のインフォメーションセンターでB&Bを探しに訪れた。
田舎ならではの、のんびりした対応の中、雰囲気の良いB&Bをいくつか紹介してもらい、
最終的に連絡が取れたのが、「Mad Hatters Organic Restaurant」というB&B。
1階がオーガニックレストランで2階がB&Bになっている。
いいじゃ~ん!と、妹ちゃんと喜び、場所を聞くと、
明日にでも行ってみようと思っていたネイルスワースだった。
私達は大喜びでその店に向かった。
ストラウドから車で15分ほどのところにあるネイルスワースという村は、
とても小さく、一度村に入っても、B&Bを探しているうちに、
すぐに村から遠のいてしまう。
村を外れると急な上り坂。そこを抜けると一面牧場が広がり、牛!牛!牛!
オーガニックが豊富なのもこれで納得。
ようやく見つけたB&Bで出迎えてくれたのが、
アーティスティックな雰囲気でいっぱいのバレリーナーのようなスタイルのマダムだった。
彼女はとにかく働き者で、働いているか、早口で話しているかのどちらか。
まずはお茶でもどうぞ。と、レストランに通され、出てきたカップが上の写真!!
ショップのいたるところに不思議なデザインの食器やインテリアが溢れていた。
食器棚もかわいらしくペイントされていて、聞くとマダム自らが色を塗ったそうです。
残念ながら月曜・火曜はお店はお休みだという事で、お食事はできなかったのですが、
普段は、家族でお店を切り盛りしているそうです。
息子さんは、バースに住んでいて、石のデザイナー。
おばあさんは、お店のナプキンを手作りしていたり、と、
とにかく、なんでも創作してしまうアーティスト一家のようです。
なんだか、高貴な雰囲気のマナーハウスから一変して、
とてもアットホームな田舎の民宿に遊びに来たような気分に浸る事ができました。
なんだか、心の底からほっとする雰囲気を持ったB&Bでした。
お部屋もマダムのセンスがちりばめられていて、
本当に彼女のセンスにすっかり癒されてしまいました。
明日の朝食が楽しみだな~!
ちなみに、全く気付かなかったのですが、「FIGARO」にこのレストランが載っていました!
偶然にも泊まる事が出来て、嬉しかったです♪
「ネイルスワース」にはPOSHな雑貨屋やカフェが充実
私が入って途端に気に入った雑貨屋さん
「ESSENCE of DESIGN」
店内にはお洒落なマダムセレクトのエッセンシャルオイルやパフューム。
テーブルウェアやファブリックなど所狭しと品物が並んでいました。
どれも、POSHな雰囲気のものばかりで、
見ているだけで楽しくなります。
マダムはクリスマス商品が到着したところらしく、
「今日は本当に忙しいわ~。」と、言いつつも、
お店に遊びに来た馴染みのお客さんとお茶を飲んでゆっくり座っていました。
イギリスのこのテンポ大好きです♪
もう一つ、B&Bのマダムが教えてくれたオーガニックショップ
「GREEN SPIRIT」
と、言うのも、B&Bのお部屋に無造作に「どうぞ食べて!」と、
すでに開いている箱のお菓子が何種類も置いてあって(この感覚も独特だ~)、
その中の、チョコレートジンジャービスケットにすっかりはまってしまい、
マダムにどこに売っているのか聞いたら教えてくれた店でした。
店内には、こちらも商品が棚に所狭しと並べられ、
どれも美味しそうで、ワクワクする店内でした。
ここにも、馴染みのお客さんたちがやって来ては、商品を買うわけでもなく、
「今日も冷えるね~。」などと言いながらおしゃべりをしに来ていました。
店の奥はカフェスペースになっていて、すっかり居ついてしまった、おじさんがお茶をしていました。
イギリスでは今本当にオーガニックブーム到来のようです。
DAY5 オーガニックな朝食
わ~~お!
豪快だわマダム!
ファッショナブルなお皿の上に、トースト、ベーコン、ソーセージ、目玉焼き、マッシュルーム。
フレッシュなオレンジジュース。そして、紅茶!
これが見た目と違って、すっごーく美味しかったです!特に、マッシュルームが!
二人とも、一皿ペロリ!更に、トーストに自家製マーマレードをぬって2枚ペロリ♪
味付けが嫌味が無くて、とっても食べやすいお料理でした。
また、イギリスに来たら訪れたいな~と、思わせるお味でした。
「テトベリー」はアンティークとコーヒーの町
住み心地の良かったネイルスワースを後にして、今日はバースへ。
途中に寄った町。「テトベリー」
ここも、古い町並みで、町の端から端までは、歩いてもほんの10分ほどしかかかりません。
でも、そんな小さな町にもかかわらず、アンティークショップ通りがあり、10件以上が軒を連ねています。
しかも、質の良いショップが多く、妹ちゃんはガラスが好きなので、
目をキラキラさせてガラスのアンティーク花瓶などを見ていました。
そして、遂にお気に入りのものに出会ったようで、ご購入♪
私も、ここならサモワールが見つかるかと、聞いて廻りましたが、出会えませんでした。。残念。。
そして、この町にもコーヒー人気の波が押し寄せているらしく、
昔美味しい紅茶の店認定店だった「Tetbely Garally Tea Room」がその名を変えて、「Tetbely Garally Coffee Room」となっていました。。
違う通りにも、一軒は「Tea and Coffee Shop」があり、
その2件隣には「The Tea Shoppe」というお店がありました。
とにかくティールームは多いのだけど、コーヒー人気も見逃せないといった感じでした。
見るところ、コーヒーというより、ラ・テを飲む人が多いような印象でした。
ミルクティーの変わりに、外ではラ・テなのか~~。
「テトベリー」のアンティーク・ティールーム
私はお目当てのアンティークが見つからず、
結局、最後は「お茶しようか~。」と、言って、
アンティークショップの中に併設されているティールームへ。
朝、がっつり食べたにも関わらず、「ティーケーキいりますか?」の一言に思わず「ハイ♪」
イギリスのティーケーキとは、紅茶に合うレーズンパンを指す事が多いです。
バターをたっぷりぬって、外はさっくり、中はふんわりを楽しみます(^^)
中世の香る「レイコック村」
ここは美味しいティールームがあるという事で、今回どうしても行ってみたい場所のひとつでした。
でも、町に関する情報は一切持っていなかったので、予想もしていませんでしたが、
驚くほど古い町並みで、ナショナルトラストがこの村にあるお城を管理しています。
町に入って道をくるっと一周すると、町が終わってしまいます。
今までで一番古く、一番小さな村でした。
でも、雰囲気は最高です!
ティールーム「King Jone’s Hunting Lodge」
この小さい村を、地図を持たずとも、くるっと一周するとすぐに見つける事ができる、この古い町の人たちに愛されているティールーム「King Jone’s Hunting Lodge」
2004年、2005年の梅田阪急百貨店の「英国展」に特設ティールームとしてやってきていて、
そのときのスコーンが本当に美味しくて忘れられず、どうしても行ってみたかったティールームでした。
2005年英国展の様子
念願のスコーン&クロテッドクリーム♪♪
ただ、実は、日本で食べた時のスコーンの方が私好みでした。
期待が大きかった分、ちょっと拍子抜けしましたが、それでも充分に美味しいスコーンと紅茶でした。
スコーン作りなど担当しているマーガレットおばさんはいらっしゃらなくて、残念でしたが、存分に楽しめました。
町自体がとっても良い雰囲気なので、機会のある方は、是非立ち寄ってみてください!
DAY6 ヨーロッパ社交界の街「バース」
最終目的地バースへ到着。
ここは、また雰囲気が一変し、まるでイタリアのローマに来ているような錯覚に陥ります。
ハチミツ色の背の高い石造りの建物が連なり、大昔ローマ軍が征服していた名残が見受けられます。
そして、街はもうすでにクリスマスのデコレーションで盛り上がりつつありました。
ここもアンティークセンターなど古いものもありますが、若者や新しいものも多く、
ショッピングをするにはとても充実した街です。
小高い丘に囲まれるようにあるこの街は坂だらけで、
歩くのは一苦労ですが、丘から望む景色は最高でした。
「イギリスでもっとも美しい街」とも表現されるくらい、
太陽の光が建物に当たると、それはそれは美しい景色になります。
バースのティールーム「Pump Room」
バースの街の中心にある、古代ローマン風呂が見れる、超観光地の同じ建物内にあるティールーム。
「Pump Room」
ブリティッシュティーカウンシルの美味しい紅茶の店に認定されているものの、
観光地のど真ん中にあるために、なんとなく行く機会を逃していました。
今回、良い機会ということで、行ってみる事にしました。
そして、良い意味で期待を外してくれました!!
と~~っても美味しかったんです。
紅茶ではなく、、クロテッドクリームが!
あと、ケーキも美味しかったです♪
今回の数あるティールームの中でクロテッドは一番です!!
本当に美味しくて、最後店員さんに、どこのメーカーのものか教えて下さいとお願いしましたが、
「毎日のようにケータリングで運ばれてきているので、そんな特別なものではないと思うのですが・・・。」
と、教えてもらえませんでした・・・。
あのクロテッドの味は、また忘れられない味の一つになりそうです。
優雅なB&B「ドリアン・ハウス」
B&Bと言えども、まるでマナーハウスのようなものもあります。
その一つと言えるのが、今回バースで泊まった「ドリアン・ハウス」
名前は怖いけど、とっても優雅なB&Bでした。
ここのオーナー「ピーター」さんが、いかにもイギリス人という雰囲気のおじさんで、ちょっと怖い。。
だからか、朝食は8時半から9時半といわれた宿泊客は、全員オンタイム!(笑)
でも、ピーターさんに悪気は全く無く、朝食時はお皿を運んだりと普通に一従業員としても働いています。
大きなお庭のある優雅な中上流階級の邸宅と言った雰囲気です。
全室10室ぐらいで、団体さんは絶対に泊まれないようなところなので、
是非、個人で行かれる方は利用してみましょう♪
しかし、こういう所は決まってエレベーターは無いので、要注意です。。
今回は、幸運にも宿泊客の男性の方々が優しくて、荷物の上げ下ろしは大分助けていただきました。
ヨーロッパの男性は優しいな~~。
あ、でも最近では日本の男性も優しいですよね♪(^^; 誰に気を使っているのやら??
ドリアンハウスのHP
DAY7 日本へ・・・
今回の旅は、車で思う存分に廻れたと思います。
それにしても、なかなか良いコースでした。
興味のある方は、是非チャレンジしてみてください。
そして、妹ちゃんが訪問した町の名前を書き出していったとき、なんと私達15都市(町&村)も訪れていました(><)/
驚きです!でも、小さな村々を廻っているので、それぞれが近くて、のんびりお茶ばかりしていただけなので、そんなにも廻ったようには思えません。
2007年全くこのコースで行く事は出来ませんが、また色々とプランを練ってみようと思っています♪♪
ちなみに、今回私達が利用したレンタカー会社「AVIS-エイビス」
イギリスでは「Herts-ハーツ」という会社も有名ですが、オックスフォードはこのエイビスが便利だったのでこちらにしました。